電脳コイル #12 「ダイチ、発毛ス」

スラップスティックなドタバタがエスカレーションしていくあたり、筒井康隆の作品に似た面白さがあった。それにしてもあの展開には思い切り意表をつかれた。終わる直前まで傑作だと確信したんだけど、ラストのオチがやや弱かったんで秀作といったところか。

箱庭SLG的なところは、様々なゲームやら映像・漫画作品を思い出したんだけど、もっとも思い入れがある Civiliazation2 の名前を出しておこう。
あのゲームで他国が核兵器の開発に成功した時に出る「我が国の地震計は○○国の核実験による地震波をキャッチしました」(多少違う)と言うメッセージのセンスのよさに驚きつつも冷戦の幕開けに戦慄させられた。