こどものじかん #06 「おもいで」

すげぇー。本編は忘れてこれ単体の「闘病もの」として見ても、実に良く出来た感動系ストーリーだったな。不幸なキャラ同士が、出会いによって互いに幸せになっていく過程は、うらやましくも魅力的―――りんの母である九重秋が何とも華やかで美しかった。

そして後半描かれた幸せの終わり。健康だった頃の秋が魅力的だった分、治療による副作用や病気による衰弱した姿が痛々しくも胸を打つ。クライマックスの千羽鶴のシーンは、りんのけなげさも手伝って今期のアニメ屈指の名シーン。

気になった点としては、何ヶ所かあった静物一つだけに色をつけるモノクロ演出は、どうも理解出来なかった。あと今回もあった映像自粛カット。スタッフはホント「の」回しが好きだな。